SixTONESとの出逢い-スト沼にズドン前篇-
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私がSixTONESに出逢ったのは今から一ヶ月ほど前に遡る。
ーーその日は楽しみにしていたYouTube FanFest musicの日だった。
仕事を定時で切り上げ、車を飛ばして帰る。
配信開始時刻にはギリギリ間に合わなかった。
誰が終わって誰が出ていないのか。
コメントを追う。
度々見掛ける「SixTONESまだ?」。
その時の出演アーティストで唯一知らない名がSixTONESだった。
目的の演者のステージも終わり、食後のコーヒーを飲みながら、ぼーっと配信を観続けていた。
暇だった。
突然会場の空気が変わったのを画面越しに感じた。
それは司会者のハリー杉山さんが力強く大トリを紹介した時だった。
明らかに今までの歓声と違った。
何故か無性に気になった。
そして、曲が始まった瞬間に目を奪われた。
ロックでワイルドさを兼ね備えた圧巻のパフォーマンス。
まるでその場にいるかのような錯覚を覚えるくらいの熱気と気迫。
同時に生でパフォーマンスを体感出来ないもどかしさを感じた。
気づけば画面の向こうのSixTONESに魅入ってしまっていた。
これが「ジャニーズ」なのか。
私の知っている「ジャニーズ」じゃない。
という印象を抱いた。
配信が終わった後も心地よい陶酔感の中に居た。
『もっとSixTONESを知りたい』
そう思った。
後篇に続く。